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ナイフ

作者名:重松清
作品名:ナイフ
現代作家の中で一番好きなのは恐らく重松清です。重松さんのいじめに対する姿勢が素晴らしい。いじめがどんな恐ろしいものを生み出すのかをここまでリアルに描き出せるのは、しっかりと取材を重ねて、自己の経験も最大限織り交ぜているからなんだろう。個人的に一番好きだったのは「エビス君」。病気の妹、東京からきた大きなエビスくん。

    俺達親友だよな、と言ってことあるごとに暴力を振るってくるエビスくんを、それでも嫌いになれない主人公。「弱い男の子は強い男の子が好きなんや」というセリフにグッときました。最後に詳らかになった時、大号泣。重松さん作品で一番泣いたかもしれません。他の作品とは少し違う、心があったかくなるお話でした。

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